ことばと文化、いっしょに遊びましょう!!

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Category [18世紀英文学の巨人ジョンソン博士のことば ] 記事一覧

『へそ曲がりジョンソン博士の人生パズル』

『へそ曲がりジョンソン博士の人生パズル: 18世紀巨人のことば』 Kindle版を出版しました。 『へそ曲がりジョンソン博士の人生パズル』 次の内容です。本書はへそ曲がりジョンソン博士のことばを10に分けたもので、ぜひ若い方々に読んでいただきたいと思います。 第一章 こころとからだの健康が大事だ! 第二章 この世の美しいもの、すばらしいものを探して 第三章 知的なものにあこがれて 第四章 世界で少しは輝きたい 第五...

私たちのまわりでは、「時がたつと、、、」何かが起こる。

「時がたつと、意見が捏造(ねつぞう)されたものであることが忘れ去られ、自然にまかせてなされた決断はより強固なものとなる。」(彷徨者二三号)         18世紀の巨匠サミュエル・ジョンソンは、ある意味で変わった文豪である。イギリス人で彼のことを知らない人間はいないが、彼の作品を知らない人はかなりいるだろう。文豪でありながら、たいした作品がないのだ。彼は、ボズウェルの『ジョンソン伝』を通してイギリス...

青春の焦燥感ただようこの絵画が大好きだ。

 作家として世間に認められていなかったジョンソンは、支援を受けたいと考え、チェスターフィールドを表敬訪問した。ところが、控えの間で待たされるだけで執務室に入れなかった。「伯爵は執務で忙しい」と告げられ、伯爵の執務室の外でいらいらしながら陰鬱な気分でジョンソンは座って待っていた。ところが、その部屋から出てきたのは執務とは関係のない詩人のシバーだった。これを機に、ジョンソンは金輪際、その場所に足を踏み...

私たちが人生の選択において最悪の選択をすることはない。

 ジョンソンの短編小説『ラセラス』は明治時代によく読まれた。教訓的、道徳的だからだ。いまではほとんど読まれない。 「人間に遍く存在する不幸がいかなるものであれ、ある状況は他のある状況よりもより幸せである。確かに、英知のおかげで、私たちが人生の選択において最悪の選択をすることは決してない。」(ラセラス十六章)                     このジョンソン像の真ん前に、有名なトワイニングの紅...

人がロンドンに飽きたら、、、

 私はロンドンが好きだ。物価は高く住みにくいが、可能なら一日も長くロンドンにいたい。18世紀の文豪ジョンソンもロンドンが大好きだったので、ロンドンへの言及があちこちにみられる。                    「仮にも知的な人間だったら、ロンドンを進んで離れたいと誰も思わないはずだ。そうだ、人がロンドンに飽きたら、その人間は人生そのものに飽きているのだ。ロンドンには人生が提供しうるすべてのもの...